本コーナーでは、日曜朝7時よりテレビ朝日系にて放送されている『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』に登場したモビルスーツを、電撃ホビーマガジンやその別冊に収録された作例記事にて紹介します!
今回から作例記事の紹介を始めます。トップバッターは、やはり主役機ユニコーンガンダムが登場です! 放送を見た後は、作例記事を読んで、実際にガンプラを作ってみてください!
電撃ホビーマガジン2010年4月号より
MG 1/100 ユニコーンガンダム HDカラー+MS CAGE
傑作キット、MG「ユニコーンガンダム[Ver.Ka]」をアニメ版として一部改修したMGユニコーンガンダム。頭部バルカン・モールドの追加はもちろん、ヒザ関節や腰回転軸の可動領域の拡大など、まさに“Ver.1.5”と呼んでも差し支えない内容となっている。製作したのはプロモデラーVAN。作例では各部エッジの処理とヒジ関節のさらなる可動範囲の拡大を中心に工作。セットされている整備用ハンガーもウォッシングで仕上げている。
丁寧な仕上げを目指してみました
もともと非常に出来の良かったMG「ユニコーンガンダム[Ver.Ka]」ですが、今回のアニメ版キットで腰とヒザの可動範囲も改良され、モデラーとしてさらにすることがなくなってしまいました(汗)。というワケで各部の安全基準等によるエッジ処理や甘くなっているモールド部分のスジ彫りなどの基本工作をキッチリと行い、丁寧な仕上げを目指してみました。
頭部はオデコのメインカメラを0.5ミリ厚のクリアーグリーンのプラ板を切り出して製作。クリアランス確保のため、その厚み分フレームをカットしています。ライフル、バズーカのセンサーも同様の工作をしています。
ヒジ関節は干渉部分を切り欠き、可動範囲を少し広げています。各部のバーニアは市販パーツを使い 塞いでみました。また塗装する場合、ヒザのクリアランスがあまりないので太モモ(パーツG-11、12、18、19)下側の半円状の凹部分、それとパーツ F-9の両側面を削って調整しておくことをオススメします。
塗装は、今までの作例と違った方向性にしようと思い、サイコフレーム部をメタリック調に塗装してみました。フレームに関しては割れ防止のため、極力分解した状態で塗装しています。その際、軸と穴内壁の両方をマスキングし塗膜の厚みで負担がかからないようにしています。デカールはコーション系と肩のマークはHGUC「ユニコーンガンダム」用を使用。少し小さめですが個人的にはこちらのほうが好みかも。シールドのユニコーンマークは友人に作ってもらったものを使用しています。最後に「Mr.スーパークリアーつや消し」でコートし、白い部分に関してはさらに「Mr.スーパークリアー光沢」で最終コートしています。ちょっと変わった雰囲気の仕上がりになったかと思いますがどうでしょうか?

▲劇中にも登場した、キット付属のMS CAGE(MSケージ)。キャットウォークなどがポリキャップで可動する。作例では全体を「Mr.カラー軍艦色」(GSIクレオス)で仕上げ、タミヤエナメルカラーのフラとブラウン+ブラックでウォッシングしている。
CORLOING DATA
白…GX1番・クールホワイト+2番・ブラック少々→パールシルバー(G)
赤…色ノ源マゼンタ+9番・ゴールド→色ノ源マゼンタ→蛍光クリアー(G)
青…CG42番・ブルー(10)
黄色…橙黄色(G)
フレーム薄…CG101番・ファントムグレー+SM01番・スーパーファインシルバー
※(G)はガイアノーツの「ガイアカラー」。特に表記のないものはGSIクレオスの「Mr.カラー」及び「ガンダムカラー」
DATA
MG 1/100 ユニコーンガンダム HDカラー+MS CAGE
発売中
価格:7,875円(税込)
発売元:バンダイホビー事業部
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