本コーナーでは、日曜朝7時よりテレビ朝日系にて放送されている『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』に登場したモビルスーツを、電撃ホビーマガジンやその別冊に収録された作例記事にて紹介します!
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- ガンプラで見る『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』(その2) MG 1/100 ユニコーンガンダム HDカラー+MS CAGE
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今回は、Ζガンダムの量産化を目指した機体「リゼル」の隊長機を紹介します。一般型との違いは、メガ・ビーム・ランチャーとバックパックの形状となっており、HGUCでもそれが再現されています(センサー部のカラーリングも異なります)。また、差し替え式による変形機構の再現も、お楽しみのひとつといえるでしょう。モデラーは、新進気鋭の大橋宗一郎。作例では、各部の可動を広げる工作を行っています。
HGUC 1/144 リゼル(隊長機)
「HGUC 1/144 リゼル(隊長機)」の非常に良好なプロポーションはそのままに、各部の可動範囲を拡げるための改造工作を行っている。わずかな改修でさらに派手なポージングが可能になった本作をご覧頂きたい。
可範囲拡大とわずかなディテールアップでさらに磨きをかける!
連邦軍のMSで隊長機だから形が違う、というのは珍しいですよね。可動範囲も大きくおおいに動かせるキットですが、もう少し手を加えて可動範囲のアップを狙ってみました。
頭部はバルカンの砲口を針で開けました。肩関節はせっかくのボールジョイントなので可動範囲拡大のため、肩アーマーに合わせて腕側スペースを少し削りました。肩アーマーは後ハメ加工をせずに、すべての合わせ目を順番に消した後、一緒に塗装しています。
腰の回転を大きくさせるために腹部の紺色パーツを水色パーツから切り離し、市販ボールジョイントで下半身側に取り付けました。これによりさらに大きく腰を捻ったアクションポーズを楽しむことができます。
モビルスーツが変形するのは“体中のバーニアやスラスターを一定方向に揃えて大幅な推力を得るため”だと思い、変形時に後方へ向くサイドスカートに市販パーツのバーニアを付けてみました。フロントアーマー上のモールドは切り落とし市販パーツに変更。ヒザパーツ裏側もプラ板で埋めました。スネ前面パーツの裏側は大きく空いていたのでモールド入りプラ板を貼りました。ここも変形時によく見えるので、特に後方からの見栄えが良くなります。
ウイング・バインダーは前面から側面にかけて、削り込んで薄くしました。一番端は安全対策のため丸くなっているので、少し切り落としプラ板を接着後に削り込んで尖らせました。
その他にはメガ・ビーム・ランチャー基部の穴をプラ板で埋めたり、バックパックのメガ・ビーム・ランチャー接続部を切り欠いてもっと外側へ向けられるようにしています。

▲大胆な差し替え変形機構でMS、ウェイブライダー形態ともに良好なスタイリングの「リゼル隊長機」。作例ではさらに動きやすくするための加工作業を中心に行っている。これによりさらに派手なアクションポーズを楽しむことができるようになった。
COLORING DATA
青…33番・純色シアン(G)+36番・純色グリーン(G)+1番ピュアホワイト(G)
水色…CG138番・ブルー(35) 白…GX1番・クールホワイト
黄色…CG3番・イエロー(1) 胸等…14番・ネービーブルー
関節等…CG100番・グレー(24) 武器等…71番・ミッドナイトブルー
バーニア…61番・焼鉄色
※(G)がガイアノーツのガイアカラー。特に表記のないものはGSIクレオスの「Mr.カラー」及び「ガンダムカラー」
DATA
HGUC 1/144 リゼル(隊長機)
■1/144スケールプラスチックキット
■発売中
■価格:2,376円(税込)
■発売元:バンダイホビー事業部
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