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ガンプラ作例【1/100 ハイレゾリューションモデル ガンダムバルバトス】を桜井信之が製作!(その3)

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_MG_8307※この記事は6月1日までの公開です。

 

金属も取り入れ、可動域と精密度を併せ持つフレームや、メタリックな表面処理が施された外装など、その豪華な仕様と新しいコンセプトが注目を集めている「1/100 ハイレゾリューションモデル ガンダムバルバトス」を、プロモデラー桜井信之が製作。

 

今回は、外装の処理についてご紹介します。

 

 


 

プラスチックの外装にも重量感を与え

1/100 ハイレゾリューションモデル ガンダムバルバトス

 

外装パーツは各成形色とも、メタリックもしくはパール系のコーティングが施されています。そのため、ほとんどのパーツがアンダーゲート式でランナーと接続されているので、美しいコーティングを傷めることなくパーツを切り離すことができます。

 

一部パーティングラインが目立つ部分にもありますが、ここは小さくカットしたペーパーでヤスリ傷を最小限に抑えるように慎重に削って処理します。全てのパーツのゲート処理が終了したら、全体にツヤ消しクリアーを吹きます。装甲の質感をパチ組みしただけの物とは変化を加えるためと、この後行うウェザリングの塗料が定着しやすくするためです。

 

その後、GSIクレオス・Mr.ウェザリングカラー「グランドブラウン」「ステインブラウン」でウォッシング。部分的に「マルチブラック」を使用してアクセントを付けています。その後、油彩塗料の「ランプブラック」とエナメル塗料の「ハルレッド」「ジャーマングレー」でチッピング。さらに全体に軽くドライブラシをかけています。最後に足周りをMIGプロダクションズピグメント「アフリカンアース」「ガルフウォーサンド」で汚して完成です。

 

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▲装備懸架状態を上から見てみます。1/100スケールという大きさや、各外装の隙間から見えるフレームの密度感が、ウェザリングによりいっそう引き立っています。

 

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▲背面から。平面が続く300mm滑空砲の側面も、塗装によってよりスケール感がかもし出されています。

 

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▲頭部のアップです。1/100キットとはまた違うフォルムが魅力的です。

 

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▲胸部アップ。金属のシリンダーや胸部ダクトなど、全体的に「元々ぴかぴかだったんだろうな」という箇所にウェザリングが入ることで、立体物としての見栄えが上がっています。場所によるウェザリングの濃淡なども注目ポイントです。

 

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▲腰付近。

 

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▲肩アーマーです。この製品の肩アーマーは隙間が空いていたりと複雑な形状をしていますが、こうしたディテールもウェザリングによってより引き立ちました。肩アーマー先端のゴールドの部分が汚れの下から鈍く顔を出していて、いいですね。

 

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背面のバックパック付近です。

 

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▲後ろの腰アーマー。平たい面積のある部分と、他の細かい面で汚し方が異なっています。

 

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▲ヒザ下。スネのディテールも、この製品ならではですね。足首は、地面に接する箇所だけに身体の上の方とはまた別の、ピグメントによるウェザリング処理が施されています。

 

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▲付属武装類です。

 

外装パーツは手に取った時のフレームの重量感を、見た目でも再現するよう心掛けました。また、別テーマとして「皆さんが電撃ホビーウェブをどのような環境で見てくださっているか?」も考えて、ウェザリングのピッチやタイミングを試験的に変化させてみました。近年はスマートフォンでご覧いただいている方も多いと思います。それを考慮し汚しを行いましたが、どのように映るか僕自身も楽しみです。

 

 

さて、この“ハイレゾリューションモデル”が、今後どんな展開になるのか楽しみです。ではまた。

 

 

 

DATA

1/100 ハイレゾリューションモデル ガンダムバルバトス
■1/100スケール半完成キット
■発売中
■価格:17,280円(税込)
■発売元:バンダイホビー事業部

 

 

関連情報

 


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